iMovieで動画のスローモーション/早送り/一時停止/逆再生にする編集方法をご紹介します。
Mac OS用
スロー・早送り・一時停止・逆再生の設定方法
速度編集したい動画をタイムライン上に挿入し、速度マークを選択します。
「標準」と記載している部分を選択すると「速く」「遅く」「フリーズフレーム」「カスタム」の速度編集を行うことができます。
遅く:スローモーション再生
フリーズフレーム:一時停止
カスタム:任意の速度で早送りorスロー再生
動画を逆再生したい場合は下図の「逆再生」を選択してください。
クリップの一部分のみ速度編集する方法
速度の編集を行う場合、動画の一部だけを編集したい場合があると思います。
動画の一部だけを速度編集する場合、下の2つの方法があります。
・分割機能(B+Command)で編集
それぞれ説明していきたいと思います。
・部分選択(R+ドラッグ)して速度編集※スムーズ機能を使用したい方におすすめ
こちらは、王道の操作方法です。
タイムラインに挿入された動画にカーソルをおいた状態でRを押しながらドラッグすると一部の範囲を選択することができます。
この状態で速度マークを選択すれば、選択部分のみ速度編集が可能です。(速度マークがどこかわからない場合は記事の最初の方で説明してますので確認してください。)
部分的に速度編集した箇所を再度選択したい場合は、ウサギやカメ、停止マークをクリックすると選択することができます。
そして、この方法で編集した場合は、速度変更箇所のスムージングを有効にすることができます。
分割機能(B+Command)を使用して速度編集※個人的にお勧め
個人的には、速度編集するなら分割機能を使って編集することをお勧めしています。
(↓iMovie初心者向けに分割機能を使った編集テクニックを紹介しています)
上で紹介した部分選択のように1つのクリップ内で複数の速度編集を行うのではなく、速度編集したい部分をあらかじめ分割して編集する方法です。
分割は、カーソルの位置を合わせてCommand+Bで実行できます。
分割機能を使用して速度編集するメリットは、1つのクリップ全体を編集できるのでシンプルであるという点と、シンプルな見栄えになるので速度編集した部分が見つけやすい点です。
ただし、速度変更箇所のスムージングを有効にすることができない場合がある(突然速度が変化するように見える)ので注意が必要です。
もしスムーズ機能が影響するレベルの高品質な動画を作成したい場合は部分選択(R+ドラッグ)で編集してください。
iPad OS, iPhone iOS版
iPad OSとiOSのiMovieではスローモーション、早送り、一時停止の機能があります。(逆再生の機能はありません※2021年7月時点)
スローモーション・早送り・一時停止
タイムラインに動画を挿入します。
挿入した動画をタップして「速度」マークをタップします。
タイムラインの動画に黄色枠が表示されるので、速度編集したい範囲を選択します。
選択した範囲の速度左下のツールバーをスライドさせると、再生速度を変更できます。「フリーズ」を選択すると、フリーズフレーム(一時停止)がクリップの中に埋め込まれます。
速度の変更に応じて黄枠部分が変化します。フリーズの場合は、黄枠の長さを帰ることでフリーズする時間を変更することができます。
「追加」機能を使って効率よく編集する
1つのクリップの中で動画を速くしたり遅くしたり、停止したりと様々な変化をさせたい場合は「追加」の機能を使うと便利です。
「追加」を使うと、クリップ内に速度変化の区切りをつけることができます。
この区切りを境に、速度を速くしたり遅くしたりという変更をすることができます。
操作方法は以下を参照してください。
速度が変化する部分にカーソルを合わせ、速度マークを選択し、「追加」を選択する。
するとこの動画は2つの速度編集をすることができるようになっています。下図の右側の状態は、左側を0.5倍速、右側を1.5倍速に設定したものです。
この「追加」は1つのクリップに複数入れることができます。つまり速度変化の区切りを複数追加することができます。
「追加」ではなく分割機能を使用する(個人的にお勧め)
個人的におすすめの方法です。
上の「追加」機能のように1つのクリップで複数編集するのではなく、あらかじめ速度編集したい部分を分割してクリップ毎に編集する方法です。
この方法で編集するメリットは、1クリップに対して1回の速度編集のみとなるため、動画の構成がシンプルに見えます。
分割は、カーソルを合わせて、カットマーク→分割で実行できます。
分割した後は、そのクリップを選択し、上で紹介した方法で速度編集をしてください。
以上で説明は終わりです。