手軽に床清掃ができる「フロアワイパー」は、様々なメーカーで販売されています。
その中でも、有名なのが花王の「クイックルワイパー」ですが、多くの人が下のような疑問を持っているのではないでしょうか?

今回は、「クイックルワイパー」と「100均のフロアワイパー」のどちらを購入するべきかを「価格面」と「使い勝手」の観点から考えました。
先にざっくりと結論を書いとおくと、「クイックルワイパー+100均シート」がコスパ最強かと思います。その理由を以下に紹介します。
・クイックルワイパーと100均フロアワイパーの価格差
クイックルワイパーの本体価格ですが、Amazonで約1400円で販売しています。
対して、100均フロアワイパーは220円〜330円で購入することができます。
▼ダイソーのフローリングワイパーは330円

▼セリアはワイパーとスティックがそれぞれ110円で別売り。

よって、100円ショップでワイパー本体を購入すれば、クイックルワイパーより1000円以上安く購入が可能です。
続いては、ワイパー本体の使い勝手を比較します。
クイックルワイパーと100均フロアワイパーの使い勝手
クイックルワイパーと100均フロアワイパーの両方を使用しましたが、クイックルワイパーは以下3点が優れていると感じました。
・立てかけられる
・棒が長く、広範囲に届く
ゴミが内側に入り込みやすい
クイックルワイパーの最大の強みは「立体吸着POWERヘッド」です。
立体カーブ構造により、ヘッド全面で汚れを絡みとってくれます。

対して、100均は平たいヘッドなので、ゴミが内側に入らず、ヘッド周辺にゴミが溜まりやすくなります。

実際に使用してみても、クイックルワイパーの方がヘッド全体でゴミを絡み取ってくれていることがわかります。
立てかけられる
クイックルワイパーは、先端が滑りにくいラバー素材になっており、壁に立てかけても倒れにくいです。
100均だと、滑りやすいプラ部品なので、壁への立てかけには向いていません。

棒が長く、広範囲に届く
クイックルワイパーは全長110cmですが、100均のフロアワイパーは90cm程度の短いものがあります。

クイックルワイパーの110cmという長さは絶妙だと思います。広範囲を清掃できますが、長すぎず、使い勝手をしっかり考えているのでしょう。
ちなみに、ダイソーの330円フロアワイパーの長さは108cmです。クイックルワイパーとほぼ同じ長さなのでおすすめです。
シートの価格差と使い勝手
続いては、シートを比較します。クイックルワイパーと100均のシートの価格差を見てみます。
ウェットタイプですが、クイックルワイパーの立体吸着ウェットタイプは16枚で470円です。1枚あたり約29円となります。※2022年2月時点
対して、セリアの30枚入りタイプは1枚あたり約4円となります。



続いてドライシートは、クイックルワイパーが40枚で629円です。1枚あたり約16円となります。※2022年2月時点
対して、セリアでは30枚入りのドライタイプのシートが販売されています。1枚あたり約4円です。


シートの使い勝手
次に、それぞれのシートの使い勝手について紹介します。先に結論を書くと、クイックルワイパーの方が汚れやゴミをしっかり取ってくれます。
今回はこちらのストロングタイプを使ってみました。


開封してみると、とてもウェットであり、若干泡立ちしています。


また、表面に凹凸があり、髪の毛や埃などをしっかり絡みとってくれます。(写真を載せたかったのですが、汚いのでやめました。)
対して、100均のウェットシートは、水の染み込み具合はいい感じですが、表面が平らなのでゴミを絡みとる点ではクイックルワイパーのシートの方が長けています。

また、ドライタイプも同じようにクイックワイパーの方がシートの厚みがあり、立体構造シートにより髪の毛や埃をしっかり絡みとってくれました。
結論:お勧めは「クイックルワイパー」+「100均シート」の組み合わせ
ということで、ワイパー本体とシートの価格面/使い勝手を比較してみました。
まず、ワイパー本体はクイックルワイパーを購入した方が良いです。価格差は約1,000円ありますが、「立体吸着POWERヘッド」は1,000円以上に魅力的です。ここをケチるのは損です。
シートに関しては、用途によって使い分けるのがベストです。
例えば、掃除機がけの後に使用するなら100均で十分です。ゴミの量も少ないし、100均のシートでも十分綺麗にすることが可能です。
逆に、掃除機をかけずに使用する人はクイックルワイパーのシートを使うべきです。特に、クイックルワイパーのドライシートは埃をしっかり絡みとることができます。
ただし、1枚あたりの金額は100均と比較すると4〜7倍と高く、コスパはかなり悪くなります。
ちなみに、油汚れなどの拭き取りにくい汚れはワイパーではなく、手でゴシゴシ拭き取った方が良いです。モップは力が入らないので、たとえ高価なシートを購入しても綺麗には拭き取れないことが多いです。

それでは、最後にまとめておきます。是非参考にしてみてください。
場面 | 本体 | シート |
掃除機がけの後に使用する場合 | クイックルワイパー | 100均 |
掃除機がけせずに使用する場合 | クイックルワイパー | 100均orクイックルワイパー |
こべりついた汚れに使用する場合 | 手で拭き取る! | 100均 |
コスパ観点で考えると、クイックルワイパー本体+100均シートが最強です。
とりあえず、クイックルワイパーの本体を買っておくのがベストですね。