従うの英単語follow と comply with の違いを詳しく解説

英語で「従う」と言いたいときによく使うのがfollow と comply withです。

どちらも「従う」の意味を持ちますが、ニュアンスが違います。

技術職では、作業指示に従う、マニュアルに従う、法律に従うなどのメールのやり取りが頻出しますので、それぞれの使い分けれるように説明していきます。

また、他の「従う」の英単語についても紹介します。

follow の意味と使い方

follow は、命令・手順・指示・ルールなど、広い対象に対して「従う」という意味で使われます。

カジュアルな文脈でもビジネスシーンでも使える、万能な動詞です。

Please follow the service manual instructions.
サービスマニュアルの指示に従ってください

You should follow the company rules.
会社の規則に従うべきです

follow は、話し言葉でも書き言葉でもよく使われ、硬すぎない自然な響きを持っています。

comply with の意味と使い方

comply with は「(規則・法令・契約など)に従う」「〜を順守する」といった、より形式的で法的なニュアンスのある表現です。

This product complies with international standards and is sold worldwide.
この製品は国際基準に準拠しており、全世界に販売されています。

They failed to comply with safety regulations and got fired.
彼らは安全規則に従わなかったことでクビになった。

comply with は、特にビジネス文書や契約書、報告書などで使われることが多く、フォーマルな言い回しです。

違いのまとめ

followとcomply withは以下のように使い分けると覚えやすいかと思います。

follow :「指示・手順・ルール」などに従う

comply with :「法律・規則・契約」などを正式に順守する

同じ「従う」でも、使う文脈の堅さが違います。

類似・関連表現も覚えておきましょう

「従う」はfollowやcomply with以外にも様々な英単語があります。

英語に慣れていない方は、自身で使い分けるのは中々難しいのですが、ニュアンスを覚えておくことで相手からのメールなどで正しくコミュニケーションが取れるようになります。

今回は5つの「従う」について紹介します。

obey

命令や法律に従う。上下関係のニュアンスがある

例:You must obey the rules.

abide by

契約やルールに従う。comply with に近い

例:They must abide by the terms of the agreement.

adhere to

方針・規範に厳格に従う。硬めの表現

例:We adhered to the schedule.

補足ですが、adhereは「付着する」と言う意味もあり、粘着テープやラベルの貼り付けなどでも多用します。

The tape adheres well to the outer box.
外装箱にラベルがしっかりと張り付いています

conform to

社会的基準や標準に合致するように従う

The equipment conforms to industry standards.

act in accordance with

〜に則って行動する。非常にフォーマル

He acted in accordance with the law

最後に

上記のように複数の単語が存在しますが、基本的にfollowを使っておけばコミュニケーションは取れます。

日本語でも「法律に順守する」すると言わず「法律に従う」と言っても通じますよね?英語も同じです。

今回の説明は以上です。それでは。