不要になった物を「捨てる」「処分する」と言いたいとき、英語ではいろんな表現があります。ただ日常会話で使用している “throw away” では正しく伝わらない場面もあります。
この記事では、技術的な仕事をしている・挑戦したい方に向けて「物理的に捨てる・廃棄・処分する」で使われる英単語を7つ厳選し、使い方やニュアンスの違いを例文付きで解説します。
1. dispose of(処分する)
ややフォーマルで、法令や業務文書でもよく使われる表現です。特にゴミや有害物質の「適切な処分」に使われます。ビジネスメールでもよく使われます。
We need to dispose of these old batteries properly.
(この古い電池は適切に処分する必要があります。)
2. discard(不要なものを捨てる)
「いらなくなったから捨てる」というシンプルな意味で、口語でも書き言葉でも使えます。ビジネスメールでも使うケースはあります。
He discarded the broken chair.
(彼は壊れた椅子を捨てた。)
前のメールを削除してほしいときに、please discard the previous e-mailなんて使う人もいます。
3. throw away / throw out(捨てる)
いちばんカジュアルな表現。日常会話ではほぼこれで通じます。ビジネスではあまり使いません。日本人が言葉を選ばずに「捨てる」というのと同じ感覚です。
Don’t throw away the receipt—we might need it later.
(レシートは捨てないで、あとで必要になるかも。)
4. dump(投棄する)
「乱暴に捨てる」または「不法に投棄する」など、ネガティブな意味合いが強めです。
The factory was fined for illegally dumping waste.
(工場は廃棄物を不法投棄したとして罰金を科された。)
5. scrap(廃棄する)
壊れた機械や古い設備などを正式に廃棄するときに使います。スクラップという日本語でも馴染みがありますね。機械系のお仕事している人は使うことが多いです。
They decided to scrap the old machine.
(その古い機械を廃棄することに決めた。)
6. junk(ガラクタとして捨てる)
「価値がないもの」と判断して捨てるときに使います。やや口語的です。ビジネスではあまり使わないです。
I finally junked my old laptop.
(ついに古いノートPCを捨てた。)
7. get rid of(取り除く・処分する)
「手放す」「処分する」「除去する」といった広い意味で使える便利な表現です。会議などで使う方が多いですが、メール等ではあまり使われないです。
We should get rid of these unused items.
(使っていない物は処分したほうがいい。)

恋もモノも、“get rid of”できる大人になりたい…

滑車(pully)くらいしかないじゃん、、、
まとめ:場面に応じて使い分けが必要
技術的なお仕事をされている方はdispose ofやscrapを使うケースは多いです。機械の廃客はscrap、在庫廃却などはdispose ofを使っておくのが無難です。throw awayはあまり使わない方が良いでしょう。
動詞 | ニュアンス | 使用場面 |
---|---|---|
dispose of | ルールに従って捨てる | ビジネス文書、産業廃棄物 |
discard | いらないと判断して捨てる | 書類、壊れた家具など |
throw away | ポイっと捨てる | 日常会話全般 |
dump | 投棄、ドサっと捨てる | 不法投棄、環境問題 |
scrap | 古い機械を正式に処分 | 機械、計画、装置など |
junk | 価値なしで捨てる | 古い電化製品、車など |
get rid of | 邪魔で片付ける、手放す | 掃除、整理、メンタルケアなど |
今回は以上です。参考にしてみてください。
日本語だと廃棄とか処分、捨てるなど使い分けるよね。英語も同じだよ。