窓ガラスに貼る断熱シートは様々なものが販売されていますが、100均のシートやプチプチでも十分に断熱の効果がありますよ!その理由を説明したいと思います。
断熱シートで重要なのは材質!
断熱シートは主にポリエチレンのシートが主流です。
なぜポリエチレンを使用するかというと「熱が伝わりにくい」からです。また、ビニール袋の材質もポリエチレンですが、非常に低コストで製造することができます。
部屋の温度を維持したい場合は熱が伝わりにくいポリエチレンの断熱シートを使用します。
基本的にポリエチレンを使用していれば断熱ができるのです。デザインや貼りやすさなどで商品の差を出すしかないのです。だから100円ショップの断熱シートで十分に断熱効果が得られます。デザイン性などを求める方は100円では購入することはできませんけどね。
プチプチでも効果がある理由
材質には「熱伝導率」という熱の伝わりやすさを表す指標があります。熱伝導率が大きいほど熱を伝えやすくなります。つまり熱伝導率が大きいと室内の熱が逃げていき、室外の熱が室内に伝わってきます。
熱伝導率の大きさは、
ガラス > ポリエチレン > 空気
です。空気はガラスやポリエチレンよりも熱が伝わりにくいのです。もちろん無風が前提です。プチプチの中の空気は無風です。

もともと断熱シートは低密度のポリエチレンを使用しています。その理由は低密度の方が熱伝導率がちいさいからです。「低密度=気体を多く含んでいる」ということになります。
簡単に言いますと、空気をたくさん含んだポリエチレンの方が断熱効果が高いということです。
上の図にあるように、プチプチはポリエチレンの中に空気が入っているだけです。空気のたくさん入ったポリエチレンなので断熱効果は高いのです。
太陽光を遮断したいならアルミシート
上ではポリエチレンを紹介しましたが、太陽の光がたくさん入って暑い!という方は光の反射率が高いアルミシートを使用することをお勧めします。

ただし、アルミシートの弱点は冬場です。
熱伝導率が高いので外の熱が室内に伝わりやすく、室内の熱が外に逃げやすくなります。また太陽の光も入ってきません。

そんなアルミシートの弱点を回避した商品も販売されています。夏は太陽光が入らない。冬は熱が外に逃げにくくなっています。
さいごに
上で紹介したように、断熱シートの材質はポリエチレンが使用されているわけなので、デザイン性を求めないのであれば100円均一のシートで十分です。また、見栄えがかなり悪くはなりますが、プチプチも十分に断熱の効果があります。部屋のデザインをあまり気にしない方であればお勧めです!